すでにNISA口座を持っている場合の別会社での【つみたてNISAの始め方】

積立NISAの始め方 家計
  • 楽天証券のNISAで「つみたて投資」を始めたい
  • すでに別の証券会社でNISA口座は開設してあるけど残高はゼロ
  • どのような手続きで始めたらいいのか教えて欲しい

このようなケースについて解説します。

この記事でお伝えすること
  • すでに別会社で残高ゼロのNISA口座を持っている場合の、新しい会社での「NISAつみたて投資」の始め方

この記事を書いている私も、以前、楽天証券でつみたてNISA(当時のNISAでの名称)を始めようとした一人です。

実はその5年ほど前に、ある証券会社でNISA口座の開設は済ませていました。

株式投資を始めようと思って開設したのですが、株の勉強が思うように進まなかったり、子どもたちの大学進学で資金にも余裕がなく、結局1円もNISA口座に入れずに放置状態。

ですが、その後、つみたてNISAの情報にふれる機会が増えて、ある程度の知識も深まったので、楽天証券で積立NISAを始めようと思ったのです。

本記事では、私の経験をもとに、NISA口座を開設して「つみたて投資」を行うまでの流れを解説します。

すでにNISA口座を持っている場合の別会社での【NISAつみたて投資の始め方】

すでにNISA口座を持っている場合の別会社での積立NISAの始め方

【結論】今持っているNISA口座を廃止して新しい会社でNISA口座を作る必要がある

すでにNISA口座を開設していて、他の会社で新たにつみたてNISAを始める場合、すでに持っているNISA口座の解約が必要

その手順はこちら。

  1. 今持っているNISA口座の廃止手続きをする
  2. 「非課税口座廃止通知書」を受け取る
  3. 新しい金融機関でNISA口座の開設手続きをする

順番に説明しますね。

今持っているNISA口座の廃止手続きをする

NISA口座を開設している金融機関の取引き窓口、または電話で「解約したい」と伝えます

窓口であればその場で「非課税口座廃止届出書」に必要事項を記入します。

電話で解約を伝えた場合は、後日「非課税口座廃止届出書」が郵送で届くので、記入して返送します。

電話で解約を伝える際「言いづらい」と感じるかもしれませんが、あっさりと事務的に対応してくれますよ。

非課税口座廃止届出書は、住所の記入や廃止する口座の確認、本人確認の書類のコピーを添付するだけです。返信用の封筒も同封されているので手間はかかりません。

2:「非課税口座廃止通知書」を受け取る

「非課税口座廃止届出書」に必要事項を記入して返送したら、数日後に「非課税口座廃止通知書」が送られてきます。

の用紙は、新しく「つみたてNISA」を始める金融機関に提出する大事な書類なので、失くさないように保管しておきましょう。

3:新しい金融機関でNISA口座の開設手続きをする

新しい金融機関でNISA口座の開設の申し込みを行います。

口座の開設手続きは、インターネットを使って完結できるのでとても簡単。

開設手続きを行うと、数日後に「非課税口座開設届出書」が郵送されて来ます。

必要事項に記入し、本人確認などの書類と合わせて、以前の口座を解約した時に送られてきた「非課税口座廃止通知書」を添付して返送します。

数日後に新しい金融機関でNISA口座が開設されます。

新しいNISA口座を開設する流れ
新しいNISA口座を開く流れ

NISAとつみたてNISAは別のものだけど、開設できるNISA口座は1つだけ

積立NISAを始めたい人
積立NISAを始めたい人

すでに持っているNISA口座の残高がゼロであれば、新たに別会社ですぐに「つみたてNISA」を始められるような気がするんだけど…

実は私もそのように思い込んでいました!

同じ時期に、NISA口座は一人で1つの金融機関でしか開設できない”ということは、私も知っていました。

ただ、普通のNISA口座つみたてNISAの口座は別のモノだと勘違いしていたのです。

「NISA」または「つみたてNISA」のどちらで運用するにしても、一人が開設できるNISA口座は1つだけ

☆注意点:口座開設と取り引き開始は同時ではない

新しい証券会社で開設の手続きを済ませると、数日後に自分の口座が開設されることは上でも説明しました。

ただし、口座開設されても、すぐにつみたてNISAを始められるわけではありません。

口座開設の時期にもよりますが、例えば2020年10月以降に、他の証券会社から楽天証券に変更した場合、取り引き開始は翌年2021年1月からとなっています。

詳しいことは各証券会社のホームページで必ず確認してくださいね。

実際の取り引きを始められるようになるまで、1〜2ヶ月ほどかかる場合があるので、余裕を持って口座の開設を済ませておきましょう。

つみたてNISAは時間でリスクヘッジする商品

つみたてNISAは、毎月決まった金額のファンドを買って、その利益に対して非課税であるということが魅力の金融商品です。

なので、つみたてNISAで大儲けするとか、売買のタイミングを常に探るものではありません。

10年20年と積み重ねるその年数こそが、リスクを吸収してくれるのです。

無理のない金額でできるだけ長く続けることが大事なので、くれぐれも急ぎ慌てることのないように気をつけましょう。

投資に関することは、どうしても難しく感じてしまいますが、自分でしっかりと勉強して理解した上で取り入れて、未来を少しでも明るくしてゆきたいものです。

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