家計簿にクレジットカードでの支払いを記入する方法【実例で解説】

家計簿のクレジットカードやPayPayでの支払いはどうつける? 家計
家計簿のつけ方で悩んでる人
家計簿のつけ方で悩んでる人

パソコンで家計簿をつけている。
クレジットカードで支払った場合の家計簿のつけ方を教えて欲しい。

こういった悩みにお答えします。

この記事でわかること
  • クレジットカードで買い物をした時の家計簿への記入の方法【実例つき】

この記事では、エクセル(Excel)やナンバーズ(Numbers)、Googleスプレッドシートといったパソコンの表計算ソフトを使う家計簿を想定して書いていますが、紙の家計簿でも考え方は同じです。

軸になるのは、お金の流れをどのように知りたいか?ということ

さっそく説明していきましょう。

クレジットカードでの支払いを家計簿に記入する方法

クレジットカードでの支払いを家計簿に記入する方法

クレジットカードなどの、現金以外での支払いをした時の家計簿への記入の方法は2通り。それぞれの特長は次の通りです。

  1. 支払った日付で記入 → その時点での支出の金額が正確にわかる
  2. 引き落とし日に記入 → 手もとにある現金の残高が正確にわかる

どちらが正解ということはありません。

「お金の管理を家計簿でどのようにしたいか?」という目的で選ぶことが大事です。

買ったものや支出を、いつも把握しておきたいなら1.の支払った日付で記入する方法を。

今現在どれだけの現金が手元にあるのか?ということを知りたいのなら2.の引き落とし日に記入する方法を選ぶとわかりやすいですね。

では、この2つのパターンについて、実際に家計簿に記入する方法について解説します。

その1:支払った日付で記入する方法

私は長年、この方法で家計簿をつけています。

この方法の一番のメリットは、家計簿を見れば、その時点で「何にどれくらい支出しているか?」が正確にわかるということです。

「今週は食費に1万円以上使ってるな〜」とか「今月はわりと食費を抑えられてるな〜」と常に支出をすべて把握しておくことができます。

実際の方法は次の通りです。

収入の項目に「カード払い」を追加する

家計簿の基本形は、現金収入−支出=残高となっています。

そこで、収入の項目に「カード支払い」の項目を増やします

こんな感じです。↓

カード支払いを家計簿に記入する方法
  • まず、収入の欄に「カード支払い」という項目を追加して、ここにカード支払い金額を書きます。
  • この日、スーパーの食品売り場で副食(2,000円)と惣菜(300円)の合計2,300円をカードで支払いました。
  • 別の売り場で買った家庭用品700円は現金で買ったので、カードの金額には含めません。なので、現金の残高は家庭用品の700円分だけ減っています。

カードの支払い分を、収入として記入すれば、買ったものの記録が残り、なおかつ、現金の増減に変わりがないので単純です。

デメリットと対処法

支払った日付で家計簿に記入する場合のデメリット。

実際の支払いは先になるので、銀行口座の残高は減らない。
よって、銀行口座の残高だけ見ると、まだお金が残っていると勘違いする可能性がある。

クレジットカードが打ち出の小槌に見えてしまう危険性があります。

なので、その対処法として次の2つ挙げてみます。

  1. カードで使う予算を月ごとに決めておいて、それ以上は使わない。
  2. 家計全体のシートから、カード支払い分を引けるようにしておく。

私は以前、1.のカードで使う予算を月ごとに決めておいて、それ以上は使わない方法で、カード予算を4万円と決めていました。

カード支払いの合計金額

ですが、最近はキャッシュレス化が進んだこともあって、2.の家計全体のシートから、カード支払い分を引けるようにしておく方式に変えました!

家計全体のシートでは以下のように設定します。

カード支払い分を家計全体に反映させる方法

その2:カードの引き落とし日に使った金額を記入する方法

クレジットカードの代金が引き落とされる日の項目に、前もってカードで支払った分の金額を記入しておく方法です。

例えば、8月25日にカードで買い物をして、実際に銀行口座から引き落とされるのが10月10日の場合、10月10日のところに買ったものの代金を記入する。

全体の収支のシートを作る

日々の細かい支出よりも、家計全体のお金の流れを知りたい場合に向いている方法で、クレジットカードや電子決済など、キャッシュレス決済を多く使う方に向いていますね。

この方法だと、家計全体を把握できるシートがあれば十分なので、家計簿を簡略化できます。

デメリットと対処法

引き落とし日に記入するデメリット。

日々の食費や生活用品など、項目別の週ごとや月ごとの実際の出費がわかりにくい。

この対処法として、とりあえず、現金の残高は気にせず、日々の支出を、全てその日に記入してしまう、という方法もあります。

現金、クレジットカード、電子決済等すべての支出の費目の合計と、実際のお金の動きを別に分けて考えるということです。

エクセル(Excel)、ナンバーズ(Numbers)、Googleスプレッドシートであれば、それぞれ独立したシートを作って記入すればOKでしょう。

また、毎日の買い物だけスマホのアプリで管理する、もしくは、クレジットカードの管理をアプリで行う、といった手もありですね。

まとめ

クレジットカードでの支払いを家計簿に記入する方法をまとめます。

支払った日付で記入する方法
  • 方法:収入の項目を増やして、カード支払い分の収入があるものとして記入
  • メリット:「何にどれだけ支払ったか?」がリアルタイムで正確にわかる
  • デメリット:銀行口座の残高を勘違いする可能性あり
引き落とし日に記入する方法
  • 方法:引き落としの日に、カード支払い分の支出を記入
  • メリット:家計全体のお金の実際の残高がわかる
  • デメリット:支払いの細かい費目がわかりにくい

家計簿のつけ方や、家計のお金をどうやって管理するか、ということは決まった方法があるわけでなく、その家庭や人によって様々です。

家計簿をつけることで精一杯、となってしまっては本末転倒なので、自分に合った方法で長く続けられて、なおかつ有効に使える形を見つけていくことが大事ですね。

パソコンでの家計簿の付け方は Numbersで家計簿を作る方法【中級編】月ごとのシートで現金残高も一目瞭然! でも詳しく解説しています。

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