【お金の勉強】50代までに身につけたい|貯金体質になるためのおすすめ本7選

お金に対するマインドを変える本【ざっくり読みでもわかりやすい】 お金が貯まる考え方
お金の勉強をしたことがない人
お金の勉強をしたことがない人

貯金が苦手です。
今までお金について勉強したことがないから、セミナーとかに参加したほうがいいかな?

こう考えて、安易にセミナーや金融機関のFP(ファイナルシャルプランナー)のもとへ行くのは危険です。

なぜなら、そういったところでは、お金の知識のない人をカモにして、商品を売りつけようとしている場合が多いからです。

もちろん、良心的なセミナーやFPもいますが、自分ひとりでできる勉強で最低限の知識を身に付けてからでも遅くはありません。

まずは、本や無料の動画などで学びましょう。

この記事でお伝えすること
  1. お金を守るための知識や考え方を学ぶ本4選
  2. お金を増やすために必要な知識を学ぶ本3選

お金について学ぶには、ステップを踏んでいく必要があります。

お金について何も学んだことのない人が、いきなり投資でお金を増やそうとしてもうまくいきません。

実は、私も何度もお金のことで失敗しました。

独身でフルタイムで働いていたときでさえ、貯金を増やすのが苦手でした。

結婚して子どもたちが生まれてからも家計は火の車でしたが、本を読んで勉強していくうちに、お金に対する意識(マインド)が変わり、少しずつ貯金を増やせるようになったのです。

収入が多ければ沢山の貯金ができる、とは限りません。

貯金を増やしたり、お金の不安から逃れるには、世の中の経済の仕組みや人の心理、行動も理解した上で、考え方を変える必要があります。

ではステップ毎に、本を紹介していきましょう。

お金を守るための知識や考え方を学ぶ本4選

お金に対するマインドを変える本:3冊

「攻撃は最大の防御なり」といった諺がありますが、お金に関しては「防御こそ最大の攻撃」です。

人は、お金が足りなくなると、収入を増やそうと考えがちですが、収入を1万円増やすより、支出を1万円減らす方がはるかに簡単です。

いくら収入を増やしたところで、ムダな支出があればお金は貯まりませんし、お金の不安は収入の多さにはあまり関係ないという統計もあります。

「お金さえあればもっと幸せなのに」と考える人も、「いやいや、お金よりもっと大事なものがあるよ」と考える人も、お金に関する知識は必要。

だって、自分のお金は自分で守るしかないのだから。

ということで、お金の基礎知識、増やすよりはまず防御の知識について学べる本3冊を紹介します。

カイジ「命より重い!」お金の話 小暮太一 著

これは、全ての人に真っ先に読んでもらいたい本。

私たちの多くは、お金はときには”命をも奪う”残酷な側面を持っているということを忘れています

カイジ「命より重い!」お金の話 小暮太一著より

中古の1円のでも、図書館で借りてでもいいので読んでみてください。

私が初めてこの本を読んだのは、すでにお金のことで大きな失敗をした後でした。

「もっと早く出会って、読んでいればよかった…」と悔やみました。

漫画の「カイジ」を題材にしていますが、「カイジ」を知らなくても問題ありません。

経済学的な目線から、正しいお金の使い方を学べる初心者向けの一冊です。

お金が貯まらない人の悪い習慣39 著者:田口智隆

お金が貯まらない理由は、自分でも気づいていない習慣のせいである可能性があります。

時間にルーズな人は、お金にもルーズ

「2〜3分ならいいか」は「100円〜200円ならいいか」と浪費につながる

「お金が貯まらない人の悪い習慣39」田口智隆著

食べ物にこだわらない人は、お金にもこだわらない。だから一生お金持ちにはなれない。

お金が貯まらない人の悪い習慣39 田口智隆著より

お金が貯まる・貯まらないは、収入の多い・少ないより、考え方や価値観によるところの方が大きいと、筆者はいいます。

それらを改善しなければ、この先もずっとお金が貯まることはないのです。

自分でも気づかないうちに身についてしまった習慣を見直すことで、思考を変え、行動を変える。
そうすることで、ムリしたり我慢することなく自由になるお金を増やしてくことができる。

この本のすべてを受け入れるというのは難しいでしょうが、自分を客観的に振り返って「お金の貯まらない行動」を1つでも見つけられれば、効果は期待できるでしょう。

苫米地英人の金持ち脳 著者:苫米地英人

お金が沢山あれば今よりも幸せになれる。お金さえあれば本当に欲しい物が買えるし、給料を気にせずに好きな仕事に就ける。

あなたがこのように思っているなら、この本を読む必要があるかもしれません。

お金持ちに憧れる人は、ある種、洗脳されているのです。

テレビなどのマスメディアでは、人々を「今のあなたは足りていない」と洗脳し、消費を煽っていますが、勉強をしない多くの人はそのことに気づいていません。

テレビの弊害とは、番組の合間にあるコマーシャルだけでなく、番組そのものも広告代理店が関わったコマーシャルなのだ

「苫米地英人の金持ち脳」 苫米地英人著より

「本当に必要だから買っているのではなく、無意識のうちに欲しいと思い込まされて買っている」

苫米地英人の金持ち脳」 苫米地英人著より

自分で選んでいるつもりでも、実は選ばされている

この本を読むと、今までの間違った思い込みが、お金の貯まらない1つの原因であることに気づけます。

その「間違った思い込み」は貧乏脳。

だから脳そのものを「金持ち脳」に変えていく必要があると。

そして筆者はいいます。

金持ち脳になるために一番重要なのは、収入を増やすことではなく、支出をコントロールすること

「苫米地英人の金持ち脳」 苫米地英人著より

ぜひ、この本を読んで、自分の脳を「金持ち脳」に変えていきましょう。

貧乏入門 著者:小池龍之介

お金を貯めたいのに、「貧乏入門」だなんて…と思いますよね。

著者である小池龍之介さんは、僧侶でもあり、過去にお金に翻弄された経験もあるそうです。

この本のポイントはお金の本質について語られていること。

いくらお金が増えても、結局のところ、それで交換できるものが増えるというお金本来の機能以上のものは得られないということです。

つまり不安を解消することはできない。

幸福になることはできない。

「貧乏入門」小池龍之介著

「安いのでいいや」という、金銭欲によって物欲を抑圧する貧乏くささからは脱出していきたいものです。

「貧乏入門」小池龍之介著

お金が増えれば幸せで、お金が減れば不幸…

こんな風に思い込んでるうちは、心の平穏がおとずれない

お金の本質と心の平穏について教えてくれる一冊です。

お金を増やすために必要な知識を学ぶ本3選

投資術や資産運用について書かれた本はたくさんあります。

ただ、「お金が貯まらない」という人は、投資は慎重に行うべき。

まだまだお金について、基礎的なことから学んでいきましょう。

というこで、お金を増やすために必要な知識を学ぶための3冊を紹介します。

正しい家計管理 著者:林總

生活そのものを見直して、価値あるお金の使い方を目指しつつ、実際に家計を黒字にして貯金を増やす方法が書かれています。

雑誌に載っている他人のお財布診断は、まったく参考にならない。それは価値観が違うから。

正しい家計管理 林總著より

よく雑誌などで紹介されていますね。手作りでお金を浮かす方法など。

こういった記事で罪悪感を持ったり、ダメだと自分にレッテルを貼るのは意味のないこと。

なぜなら、人によっては、お金より時間や好きなことを優先することがあるはずだから。

大事なのは、「軸」を決めて、その上で健全な家計を運営していくことなのです。

家計のキホンを学べる一冊です。

投資信託はこの9本から選びなさい 著者:中野晴啓

2013年出版の本なので、書かれているファンド(投資用の商品)のデータなど、古いものがあります。

また、筆者自身が、セゾン投信株式会社の代表なので、関連する商品をひいきめに紹介している感は否めません。

ただ、投資の基本的な考え方と、投資信託の賢い選び方を学ぶには、とてもよい本です。

投資信託を買うのに、金融機関の窓口で相談してはいけない。

こと投資信託に関していえば、販売のプロの意見を聞いてはいけません。

投資信託はこの9本から選びなさい 中野晴啓著より

投資をしようと思って金融機関へ行くとほぼカモにされます。

「投資に関しての知識を専門家に聞くのは危険」ということを知っておきましょう。

あるいは、今ならYou Tubeでもしっかりとした投資の情報を初心者向けに発信しているチャンネルがあるので、ぜひ利用しましょう。

年利15%でふやす資産運用術 著者:竹川美奈子

タイトルの「年利15%」というのは、確定拠出年金(iDeco)を使った節税の効果を含んで、とのことです。

やや釣りっぽいタイトルというのと、2013年の出版なので、現在のiDecoやNISA、つみたてNISAの商品の解説としては少々物足りないところはあります。

ただ、初心者が資産運用を学ぶのには十分。

手を出してはいけない商品や、「毎月分配型の投資信託を買ってはいけない」という初歩的なことを学べる一冊です。

まとめ【どうして本を読んでお金のことを勉強するのか?】

本を読んでお金のことを勉強する必要性

ここまで、お金について学べる本を紹介してきました。

でも、どうしてお金についてわざわざ本を読んで学ばなければいけないのでしょう?

お金について学ぶ場所や機会がない

お金について正式に学べる場は、はっきり言ってどこにもないのが現状ですよね。

学校では教えてくれないし、人前でお金の話をするのはあまり上品ではないとされています。

また、ある研究によると、育った家庭での両親のお金に対する意識が、約8割も受け継がれるそうです。

ということは、間違ったお金の使い方をしている両親の元で育ったら、ほぼお金持ちになれない…なんてことに。

現代は、インターネットで学べる機会もありますが、情報の出どころがはっきりしていなかったり、詐欺まがいの情報もあるので、安心して学べる場とはなっていません。

初心者にとっては、本で学ぶのが一番安全で確実なの方法なのです。

自分から行動する力がつく

日常的に、テレビやスマホで流れてくる情報だけに接していると、どうしても受け身になってしまいます。

一方的に与えられる情報の中から選択をするだけでは、他人に操られているにすぎません。

自分から本を選んで読むことは、落ち着いて自分に合ったものを選ぶことにつながります

お金が貯まるようになるのも、自分から意識して行動を変えていかなければなりません。

お金をうまく貯めている人は、自分で収入と支出を管理した結果なのです。

資産運用も、自分で勉強して、ときに失敗しながら学んでいくしか道はありません。

動画チャンネルも利用してお金の勉強を継続しよう

最後に、お金のことを無料で学べるおすすめのYou Tubeのチャンネルを紹介します。

こちらの動画では、何かを売りつける勧誘は一切なく、好きなときに必要な情報を選んで勉強することができます。

1冊の本を読んだだけとか、動画をちょっと見ただけですぐにお金が貯まるようになることはありません。

日々学び、意識し、考え方や価値観まで作り変えていく必要があります。

時間はかかりますが、少しずつでもお金が増えていくのは楽しいものです。

あきらめずに行動しましょう。

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