
楽天モバイルって実際のところどうなんだろう?
本記事では、楽天モバイルを実際に使ってみた感想をお伝えします。
楽天モバイルは、ドコモ(docomo)、au、ソフトバンク(softbank)に次いで日本で4社目の自社回線を持つ携帯電話会社。
かつては、他の3社に比べて「繋がりにくい」といった声もありましたが、2025年の楽天モバイルはかなり改善されてきています。
私が2016年から8年以上、楽天モバイルを使ってきて感じた素直なレビューを紹介します。
はじめに|楽天モバイルを8年間使った私の本音

主婦が楽天モバイルを選んだきっかけ
私が初めて楽天モバイルにしたきっかけは、それまで使っていたガラケーの契約更新でした。
キャリアで契約していた私は、同じガラケーをそのまま使い続けるにせよ、新しいスマホを買うにせよ、どちらも月々の利用料が最低でも5,000円を超えてしまいそうだったのです。
当時、息子たちは高校生と大学生。学費のことを考えると月5,000円以上の携帯代はかなりキツイと感じました。
そこで、月の利用料金が1,800円くらいだった「楽天モバイル」を使ってみることに。
とはいえ、格安スマホがまだ一般的に広まっていなくて、その頃はまだ「楽天モバイル」の他は「UQモバイル」か「Y!モバイル」くらいしか知りませんでした。
なので、周りの人たちに「楽天モバイル」の話をしても「そんなの本当に使えるの?」って感じでしたね。
でも本当に楽天モバイルのおかげで我が家の家計は助かりました。
楽天モバイルを選んだ理由
私が楽天モバイルを選んだ理由は、料金プランがシンプルでわかりやすかったことと、オンラインで申し込めたこと。あとはスマホの端末が安く買えたことでした。
楽天モバイルを選んだ理由
- 料金プランがシンプル
- オンライン申し込みで時間を節約
- スマホ端末がお手頃価格
楽天モバイルは料金プランがシンプルでわかりやすい
「自分がどの料金プランに合っているのか?」と考えるのは難しいことです。
その点、楽天モバイルは料金プランが1つ。
最低料金で使うこともできるし、もし最大で使ったとしても他社より断然安く安心です。
オンラインで自分のペースで申し込める
それまで、契約変更や更新などでキャリアのショップに出かけると、待ち時間を含め、かなり拘束時間がかかりました。
店員さんの話を長く聞いていると、人はどうしても疲れてきて、正常な判断ができなくなり、結局売る側の言いなりになってしまいがち。
オンラインでいつでも自分のペースで契約申し込みができるのは、こちら側にとってはかなりの強みです。
不必要なオプションを勧められることもなく、じっくりと納得した契約ができます。
お手頃価格のスマホ端末が選べる
楽天モバイルでは、iPhoneはもちろん、ハイスペックなものからお手頃価格の端末まで、選ぶことができます。
さらには期間限定で、型落ちの端末が、他のサイトに比べて1万円〜2万円以上安く手に入ることもあります。
楽天モバイルの料金プラン

シンプルな段階制(1GB〜無制限)の仕組み
2025年10月時点での楽天モバイル「Rakuten最強プラン」は以下の通りです。
1ヶ月のデータ利用量 | 税込価格 |
〜3GBまで | 1,078円 |
3GBを超える分〜20GBまで | 2,178円 |
20GBを超える分〜無制限 | 3,278円 |
料金プランはこの1つ。非常にわかりやすいのが楽天モバイルの特徴です。
更に、家族や年齢での割引きも用意されています。
プログラム名 | 対象者 | 割引・特典内容 |
---|---|---|
最強家族プログラム | 家族誰でも(離れて暮らす親戚もOK) | 毎月110円引き |
最強こどもプログラム | 12歳まで | 毎月110〜440円引き |
最強青春プログラム | 13歳〜22歳まで | 毎月110円引き |
最強シニアプログラム | 65歳以上 | 毎月110ポイント還元 |
楽天モバイルと他社との料金比較
他の主な携帯会社のプランと比較してみます。
携帯会社 | プラン名/特徴 | データ容量 | 月額料金(税込) | 通話オプションなど備考 |
---|---|---|---|---|
楽天モバイル | Rakuten 最強プラン | ~3GB 3GB超〜20GB 20GB超〜無制限 | 1,078円 2,178円 3,278円 | 通話:Rakuten Linkアプリ利用で国内通話無料 |
ahamo (ドコモ) | 通常プラン | 30GB | 約2,970円 | 5分かけ放題付き(標準) |
UQモバイル | コミコミプラン+(またはそれに相当するプラン) | 約30GB | 約3,000~4,000円前後(プランにより異なる) | 通話オプション付き / 店舗サポートあり |
ワイモバイル | シンプル2 M/Lなど | 30GB(Mプラン) 35GB(Lプラン) | M:4,015円 L:5,115円 → 割引適用で Mは約2,178円などになることもあり | 割引(おうち割 光セット/家族割/PayPayカードなど)条件により大きく変動 |
ドコモ(新プラン:ドコモ MAX/miniなど) | データ段階性プラン | ~1GB 1〜3GB 3GB〜無制限 | ~1GB:5,698円 1〜3GB:6,798円 3GB〜無制限:8,448円(割引適用前) | 割引適用で安くなるが、割引条件(家族回線、光セットなど)が必要 ) |
特に3GBまでのユーザーなら、楽天モバイルがかなりお得であることがわかると思います。
私が実際に支払っている楽天モバイルの料金
ショートメール(SMS)を使ったり、楽天回線を使った電話をすることで、若干の差はありますが、ほぼ1,000円前後です。
しかも、ほとんど楽天ポイントで支払っています。

私の場合、楽天市場で頻繁に買い物するということはないのですが、楽天証券での積立NISAと、普段の買い物を楽天カードで支払っているため、ポイントがよく貯まります。
楽天モバイルの電波は実際どうか?

楽天モバイルの電波の弱点
建物や大きなビルの中や、人が多く集まる場所でのお昼の12時すぎは、正直、電波が繋がらないことがあります。
お店での支払いの時のように、ネット回線が必要でサクサク動いて欲しい時にフリーズしてしまうというのは少々不安材料ですね。
ただ、このようなネット回線の不具合は、他社でも起こり得ることなので、買い物での決済方法は複数用意して、臨機応変に対応できるようにしておきたいものです。
また、複数のアプリを起動させながら、アプリでの通話をしようとすると、うまく繋がらないことがありますが、こちらも楽天モバイルに限ったことではないようです。
楽天モバイルの電波の改善
2025年10月の現在、過去2、3年前と比べると、格段につながりやすくなっています。
実際のところ、私の実家では、数年前までは楽天モバイルの電波が入りにくかったのですが、最近は5G(ファイブジー)が入ります。
一方、同じ場所で、auは4Gしか入らないので、ここでは楽天モバイルに軍配が上がるということですね。
同様に、最近では、私の生活圏内でも楽天モバイルの5Gの電波が入りやすくなりました。
楽天モバイルは今後、”プラチナバンド”と呼ばれるつながりやすい回線を提供してくれるようなので、そこにも期待したいですね。
楽天モバイルのサポート体制はどう?

サポートの種類
楽天モバイルのサポートは、以下の3つ。
- チャットサポート
- 実店舗
- 電話サポート
- FAQ(よくある質問)
チャットサポート
一番手軽で使いやすく、待ち時間も少ないのがチャットによるサポート。
公式ホームページや楽天モバイルのアプリからアクセスします。
チャットでは、自由に質問を入力することもできるほか、チャットの画面が示す項目の中から、自分の知りたいこと選んで回答へ進むこともできるので、慣れていない方にも向いています。
実店舗
全国にある楽天モバイルの店舗や、一部の家電量販店で、対面で一緒に相談や操作を案内してくれるので、どうしてもネットが苦手という方には安心です。
ただし、ドコモやauの店舗と比べると数が少ないため、混雑したり、対応の時間が限られている場合があるので、必ず事前に予約することをおすすめします。
>>>楽天モバイルの店舗を探す
電話サポート
問い合わせ窓口へ電話で問い合わせをすることができます。
問い合わせ内容によって、通話料金が発生する場合もあり、オペレータと繋がるまで、多少時間が必要になることもあります。
FAQ(よくある質問)とマイページ
公式ホームページや楽天モバイルのアプリの、「よくある質問」やサポート項目から、知りたいことを選ぶことができます。
それらの中でも解決ができない場合には、「どのようにすればいいのか」といったことまで書かれています。
実体験の感想
私が今までに利用したサポートは、チャットとFAQ、電話サポートです。
ほとんどの質問に関しては、チャットや公式ホームページ内で選んでいけば、解決に辿り着きます。
チャットも数年前に比べると、格段に使いやすくなっています。
電話サポートは、やはりオペレータに繋がるまで、5分以上は待ちますね。
実店舗は利用したことがないのですが、楽天モバイルの店舗は「楽天モバイル」だけ取り扱っているので安心です。
というのは、auとその傘下のUQモバイルは同じ店舗での取り扱いとなっています。
そこで、UQモバイルを契約しに行ったら、よくわからないうちにauでの契約となっていた、といった事例があるからです。
楽天モバイルのサポートのまとめと注意点
楽天モバイルのサポートを上手に使うには、まず、公式サイトのチャットやFAQを参照して、それでも解決できない場合は電話。でももし近くに実店舗があれば予約をして店舗へ。
このような流れがスムーズです。
どうしてもネットの扱いに不安があれば、最初から店舗へ行くのもありですね。
ただし、店舗が家電量販店の中にある場合、複数の携帯会社を扱っていることろが多く、楽天モバイルを契約しに行ったのに、他の会社を勧められてしまう、なんてこともあるので注意が必要です。
楽天モバイルの良いところ

私が約8年間、楽天モバイルを利用してきて、率直に良いと思ったところは以下の4点。
- 利用料金が安い
- 楽天ポイントで支払いができる
- 楽天市場でのポイント付与率が5倍になる
- スマホ本体を安く買える期間がある
詳しく説明しましょう。
利用料金が安い
主婦やシニアといった方であれば、通常、月に3GBのデータ量があれば十分でしょう。
その利用料金が月額税込1,078円というのは、かなり安いレベルです。
仮に、20GBを超えて使う月があったとしても、最大で3,278円。
ここで、もう一度、2025年10月現在の楽天モバイルの利用料金を見ておきましょう。
1ヶ月のデータ利用量 | 税込価格 |
〜3GBまで | 1,078円 |
3GBを超える分〜20GBまで | 2,178円 |
20GBを超える分〜無制限 | 3,278円 |
楽天ポイントで支払いができる
楽天モバイルの契約をすると、楽天市場での買い物で、通常よりプラス4倍のポイントが付くので、ポイントが貯まりやすくなります。
支払いに充てるポイント数は「ポイントを全部使う」や「500ポイントだけ」といったように自由な設定もOK。
設定はアプリで簡単。月ごとに変更もできるので、自分に合った支払い方が選べます。
また、楽天ポイントの期間限定ポイントも使えるところが嬉いですね。
楽天市場でSPU(スーパーポイントアップ)がプラス4倍になる
楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」を契約していると、楽天市場での買い物の際、ポイントがプラス4倍になります。(2025年10月現在)
例えば、楽天市場で千円の商品を買うと、楽天会員で通常なら10ポイントのところが50ポイント付与されるということなので、楽天市場で買い物をする機会が多いのであれば、お得にポイントを貯めることができますね。
期間限定でお得な端末が買える
期間限定で特定のスマホ端末が安く買えることがあります。
私は2023年12月に「AQUOS sense6s」を2万円で買いました。
通常だと4万円以上で販売されていたものなのでラッキーでしたね。
もちろん、在庫処分の商品ではあったと思いますが、最新機種にこだわらないのであれば、かなりお得です。
楽天モバイルの気になるところ

反対に、楽天モバイルのちょっと気になるところは次の3点。
- 無料通話アプリの「Rakuten Link」が使いづらい
- 楽天会員になる必要がある
- 月のデータ利用量が4G〜5Gくらいの人は割高になる
「Rakuten Link」は通信環境に左右される
楽天モバイル契約者が使える「Rakuten Link」はネット回線を使って無料(海外通話は有料)で通話ができるアプリです。
相手が他社の携帯電話でも無料で通話ができるのですが、場所や時間によっては、通話が途中で切れたり、着信にスムーズに応答できない場合があります。
特に建物の中では通信状態が良くないと感じました。
ただし、2025年からは、改善されているようなので、今後、その状況についてもこのブログでお伝えできればと思っています。
楽天会員に登録しないと契約できない
楽天モバイルを契約するには、楽天会員になる必要があります。
楽天会員の登録は無料ですし、オンラインで簡単にできますが、普段、楽天市場などの楽天グループのサービスを利用していない場合は、ポイントサービスなどのメリットをあまり感じられないかもしれません。
使用するデータ量によっては割高になる場合がある
繰り返しになりますが、こちらは楽天モバイルのデータ量に対する料金表です。
1ヶ月のデータ利用量 | 税込価格 |
〜3GBまで | 1,078円 |
3GBを超える分〜20GBまで | 2,178円 |
20GBを超える分〜無制限 | 3,278円 |
ひと月のデータ利用量が3GB(ギガバイト)までなら、税込1,078円ととても安く使えます。
一方、ひと月のデータ使用量が3GBを少しでも超えると、税込2,178円となってしまうので、毎月4GB〜6GBくらい使う場合は割高に感じるかもしれません。
楽天モバイルはこんな人におすすめ

楽天モバイルに向いている人はこんな感じ。
- 楽天会員
- 自宅にWi-Fiがある人、外出先では軽く使う人
- シンプルにスマホ代を安くしたい人
普段の私の使い方を含めて詳しく解説します。
楽天会員なら楽天モバイルが断然お得!
繰り返しになりますが、楽天モバイルの契約で、楽天市場でのポイント還元が5倍。
楽天カード、楽天証券、楽天銀行など、他の楽天サービスを使っているのであれば、楽天モバイルが断然お得です。
楽天モバイルの利用料金もポイントで支払えば、スマホ代をかなり節約できますね。
自宅にWi-Fiがある人、外では軽く使う人
自宅にWi-Fiがあって、外出先ではそれほどヘビーに使わないのでれば、利用データ量はひと月当たり3GBで十分でしょう。
- 自宅にWi-Fiがある(固定のインターネット回線がある)
- 外出先で動画視聴はしない。
シンプルにスマホ代を安くしたい人
楽天モバイルなら、データ利用量3GBまでで月額税込で1,078円。家族割引を入れればさらに100円引き。
これほどまでにシンプルで安い携帯プランは他にありません。
例えば、今、スマホ代に月5,000円かかっているのであれば、年間を通して、5万円近く安くすることができます。
家族2人であれば、約10万円の節約に!
まとめ|主婦目線で見た楽天モバイルの本音

楽天モバイルの良い点と気になる点を整理
楽天モバイルの良い点
- 利用料金が安い
- 楽天ポイントで支払いができる
- 楽天市場でのポイント付与率が5倍になる
- スマホ本体を安く買える期間がある
他には、契約時にかかる手数料などが他の大手キャリアに比べて安い、といった利点もあります。
一方で、気になる点。
楽天モバイルの気になる点
- 無料通話アプリの「Rakuten Link」が使いづらい
- 楽天会員になる必要がある
- 月のデータ利用量が4G〜5Gくらいの人は割高になる
私がこれからも楽天モバイルを使い続ける理由
おそらくこれから先も、料金が大きく変わらない限り、我が家は楽天モバイルを使い続けるでしょう。
その理由は
- 料金が安い
- 外出先での使用に不便さを感じていない
- 楽天ポイントを有効に使える
要するに、現在、楽天モバイルを何の問題もなく、便利に使えているからです。
これは個人的な考え方ですが、今時、スマホ代に3,000円以上支払うなんて、かなり損をしてると思います。
ぜひ、あなたに楽天モバイルの良さを知ってもらって、無駄なスマホ代から解放されることを願っています。
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