- 大手キャリアで契約中のスマホ代が、機種代を含めて毎月約1万円かかってる
- 機種代は月々2,590円で、24回分の残債あり(計62,160円)
- 今使っている機種をそのまま使いたい
- 分割払いは続けられるのか知りたい
このような質問にお答えします。
機種代が残っていても格安スマホへの乗り換えはできる
スマホの機種代が残っていても、別の会社に乗り換えることはできます。
キャリア(大手携帯電話会社)で契約して使っている端末(スマホ本体)の残金が残っていても、格安スマホへ乗り換えることができます。
残りの端末代金については、今まで通りに分割払いを続けることもできますし、一括で支払いを済ませることも可能です。
一括で払ってしまう場合は、今契約しているキャリアへの連絡と手続きが必要になるので、各社のホームページなどで確認してください。
端末代金が残っている場合について、キャリア各社のホームページには以下のように書かれているので紹介します。
☆ソフトバンク >> 携帯電話を解約する際、機種の分割支払金は一括払いが必要ですか?
☆NTTドコモ >> 携帯電話の解約お手続き方法
☆au >> よくあるご質問
端末の残金をできるだけ早く完済する方法
次の2つで残金を早めに返すことで、トータルで支払うお金を少なくできます。
- 格安スマホに乗り換えて安くなった分を端末代として積み立てる
- 違約金へのこだわりを捨てる【損して得を取る】
格安スマホに乗り換えて安くなった分を端末代として積み立てる
さて、冒頭のように悩んでいる人がUQモバイルの【くりこしプランS:月額1,628円】に乗り換えたとします。
iPhoneXSが使えるからUQモバイルのスマホプランSにしてみよう!
すると、毎月の支払いは【端末代の2,590円】と合わせて【4,218円】。
今まで1万円かかっていた携帯代が、5,000円以上も安くなります。
そこで、浮いた5,000円を残債に当てることにして積み立てておくと、予定よりうんと早く完済できますね。
機種代の残債は、2,590円×24回分なので、62,160円としてわかりやすく以下の表にしてみました。
スタート時 | 1ヶ月後 | 2ヶ月後 | 3ヶ月後 | 4ヶ月後 | 5ヶ月後 | 6ヶ月後 | 7ヶ月後 | 8ヶ月後 | |
積み立て額の合計 | 5,000円 | 10,000円 | 15,000円 | 20,000円 | 25,000円 | 30,000円 | 35,000円 | 40,000円 | 45,000円 |
機種代の残債 | 62,160円 | 59,570円 | 56,980円 | 54,390円 | 51,800円 | 49,210円 | 46,620円 | 44,030円 | 41,440円 |
きちんと、毎月5,000円を積み立てておけば、8ヶ月後に一括返済できます。
本来であればあと24ヶ月かかった支払いが、8ヶ月後に終わるなんて嬉しいと思いませんか?
さらには、その後の携帯代がUQモバイルのプラン料金1,628円のみで済むのです。
違約金へのこだわりを捨てる【損して得を取る】
キャリアでの2019年の10月以前に契約に関しては、更新月以外での解約に約1万円の違約金が生じます。
更新月が半年以内なら、更新月まで待ってもいいかもしれません。
でも、半年以上先であれば、今すぐに乗り換えてもそれほど損はしません。
上の例で紹介したように、キャリア契約で毎月1万円払っている人が、UQモバイルのくりこしプランSに乗り換えれば、月に約5,000円も安くなるのです。
違約金は2ヶ月で回収できるということですよね。
更新月まであと2、3ヶ月…というのでなければ、とっとと格安スマホに乗り換えた方がお得です。
端末を選ぶときに気をつけること
今回の質問にあるように、どうしてすでに2年も使い続けている端末の残金が、6万円以上残っているのでしょうか?
おそらく、キャリアで契約する際、通信費の一部が割引されるとか、初年度の通信費が安くなるとか何らかの恩恵はあったのかもしれません。
でも、単純に考えて、普段持ち歩くスマホ1台の支払いに2年以上も縛られてるってどうなんでしょう?
主体的に選ぶ
なんとなくお店に行って、店員さんの話を聞いて「そんなに高くないかな?」と思って契約する人が多いと思います。
だって、スマホはわからないことが多いから店員さんに頼っちゃうよ。
それに月々2,590円なら安いと思ったんだよね〜
誰かに頼るのは悪いことではありませんが、任せっきりにするのは危険です。
特に、店員さんは、お客さんのことを思って仕事をしてくれていると思いたいところですが、そればかりではないのが現実です。
これからの時代、生活必需品のスマホのの知識を身につけることは、金銭的にも精神的にも、自分や家族を守ることにつながります。
ちょっと偏見かもしれませんが、私はこんな風に思っています。
キャリアを使い続ける → 自分であまり考えない(受け身)
格安スマホを選ぶ → 自分でよく考える(主体的に行動する)
もちろん、主体的にキャリアを選んでいる場合もあるので、それは除外した上での話ですが。
分割ではないトータルの金額を見て選ぶ
「最新のiPhoneが月々2,590円で手に入る!」
とても魅力的な値段ですよね。
月々2,590円なら、多くの人にとって抵抗のない値段だと思います。
ですが、「最新のiPhoneが12万4320円!」だったらどうでしょう?
え!高いな〜。パソコンを買えちゃう値段だよね。
私はそんなに高性能でなくてもいいからもっと安い端末ないかな?
こう考える方も多いのではないでしょうか?
欲しい物は分割にすれば何でも買えるような気になってしまうので、必ずトータルの金額で検討することが大事です。
12万4320円の端末が、果たして自分に必要なのかそうでないのか?
端末を選ぶ際にも、また別の何かを買う時も、トータルの金額で考える習慣をつけておくことは、自分や家族のお金を守ることにもつながります。
※尚、キャリアで購入した端末を使いながら他社に乗り換える際は、SIMロックの解除など必要な手続きがありますので、各社のホームページ等で確認してください。
今回はここまでとなります。
この記事が、スマホの残債で格安スマホへの乗り換えをためらっている方のお役に立てれば幸いです。
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